フリマ物販の出品代行をした時の仕訳方法

フリマ物販の出品代行を請け負った人の仕訳について説明します。

今回は、自分で商品の発送は行わない出品代行のみを請け負った場合の仕訳を説明していきます。報酬は月末に確定し、報酬確定後にアプリに貯まった売上金から報酬額を引いた金額を依頼主に銀行振込をする形だとします。

フリマで出品代行した商品が売れた時の仕訳

仕訳なし。

フリマで出品代行した商品が発送された時の仕訳

仕訳なし。

フリマで出品代行した商品の売上が確定した時の仕訳

通常フリマアプリでは受取評価をしてもらい取引に問題がないと判断されると売上が確定します。

メルカリ便やかんたんラクマパックを利用した発送方法の場合

メルカリ便やかんたんラクマパックを利用して発送を行うとアプリ内で送料が勝手に引かれます。

例題

10,000円の商品が売れて、1,000円の販売手数料、700円のメルカリ便送料がかかった。

売れた金額から販売手数料と送料を引いて8,300円を仕訳します。

預け金8,300預り金8,300
  • 預け金:メルカリやラクマなどのアプリ内に売上金を預けているためこの勘定科目を使います。販売価格から販売手数料と送料を引いた額を仕訳します。
  • 預り金:依頼者から一時的に売上金を預かっているので、自分の売上高として仕訳せずに「預り金」を使用します。

発送者が送料を負担した場合

例題

10,000円の商品が売れて、1,000円の販売手数料、自分以外の発送者が普通郵便の送料120円を負担した。

普通郵便などを利用して発送する場合は発送時に現金などでお金がかかりますが、自分が発送するわけではないので送料の負担はありません。したがって売れた金額から販売手数料だけを引いて仕訳します。

預け金9,000預り金9,000

フリマアプリに貯まった売上金を自分の口座に引き出した時の仕訳

例題

フリマアプリに売上金が50,000円貯まっていて、そのうち振込手数料で200円が引かれた。

実際に手元に入ったのは振込手数料を引いた金額なので、49,800円と200円を分けて仕訳します。

事業主貸49,800預け金50,000
支払手数料200
  • 事業主貸:プライベートの口座に振り込まれた場合はこの勘定科目を使用します。個人事業主などで事業用の口座があり、事業用の口座に振り込まれた場合は「普通預金」の勘定科目を使用します。
  • 支払手数料:振込手数料のため支払手数料の勘定科目を使います。
  • 預け金:フリマアプリに預けていた売上金を引き出したので、売上確定時に仕訳していた借方の「預け金」を消し込みます。

出品代行した報酬額が確定した時の仕訳

出品代行での報酬は、何日間出品すると○○円、1件売れるごとに○○円、ボーナス○○円のように設定されていることが多いと思います。その報酬をまとめて「今月はいくらです」と伝えられた時に仕訳が必要です。

例題

今月は50件売ったので5,000円の報酬と、フリマアプリからの振込手数料200円を負担してくれた。

フリマアプリから振り込まれた時に経費として計上しているので、依頼者が負担してくれた振込手数料は自分の売上高として仕訳します。

預り金5,200売上高5,200
  • 預り金:預り金の一部から報酬を差し引くので借方に預り金を記入して消し込みます。
  • 売上高:報酬が確定してやっと自分の売上が立ったことになるので、ここで初めて記入します。

売上高から報酬額を差し引いて依頼者に入金した時の仕訳

振込手数料がかからない場合

例題

報酬額を差し引いた預り金が98,000円あるので依頼者に振り込んだ。振込手数料はかからなかった。

預り金98,000現金98,000
  • 預り金:貸方にあった「預り金」を消し込みます。
  • 現金:事業用の口座を使用する場合は「普通預金」を使用します。

振込手数料が自分負担の場合

例題

報酬額を差し引いた預り金が98,000円あるので依頼者に振り込んだ。振込手数料440円は自分が負担した。

自分が振込手数料を負担したので、預り金と手数料を足した額を貸方に記入します。

預り金98,000現金98,440
支払手数料440

振込手数料が相手負担の場合

例題

報酬額を差し引いた預り金が98,000円あるので依頼者に振り込んだ。振込手数料440円は依頼者の負担とした。

自分が支払った金額に振込手数料が含まれるので、振込手数料を分けて貸方に記入します。

預り金98,000現金97,560
支払手数料440